血管美人の使い方
操作に慣れていただくには、まずご家族やご友人、ご自身の毛細血管を日々見ていただくことをおすすめします。繰り返し見ることでピントの合わせ方も瞬時にできるようになりますし、毛細血管の現象データも変化経過も頭に入ってきます。10〜30人を目標に見ていただければ、操作性と毛細血管形状の見方への不安は解消されていくでしょう。
すぐに病気というわけではありません。糖尿病、脂質異常や緑内障の方の形状は確かに良くはないです。血管美人は病気を見つけるためではなく、未病(発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態、自覚症状はなくても検査で異常がみられる場合、自覚症状があっても検査では異常がない場合)を知っていただくための機器です。お客様に現状を見ていただいて、健康ならそのまま維持を、形状に乱れがあるなら生活習慣の改善をおすすめしてください。早ければ2〜3週間で毛細血管は正常化していきます。
毛細血管形状が悪いからといって、糖尿病です、動脈硬化ですね、と言うのは当然抵触してしまいます。血管美人でお客様に現状を知っていただいて、太い、ねじれ、にごり、短いですね、と形状を言っていただくことは可能です。そこから、肩こりや腰痛、頭痛、不定愁訴などがありませんか?というような投げかけをしていただきます。毛細血管正常化には生活習慣改善が必要で、それがアンチエイジングや健康長寿に結びつきますよ、とお伝えください。真っ直ぐでねじれもなく太くもない毛細血管になると、全身の細胞に酸素と栄養素が行き渡るので細胞が生まれ変わりますよ、というお話をしていただければお客様の納得度も高く、行動変容や購買行動につながります。
見る回数を重ねていただければわかってきますので、まずはピントを合わせることに注力してください。ピントが合っているのにぼんやりしているものはにごりである可能性が高いです。いくら試してもよくわからないというような画像があれば、スマホで撮影していただいて、LINEやメールで送付していただければお答え致します。その都度解決して、ご自身のデータとして蓄積していただければと思います。
血流は秒単位で変化します。力んだり緊張したりすると血流は遅くなります。飲酒や寝不足によるにごりなどは日差で変動します。長さ、ねじれ、太さは週単位で変化します。
気温の影響はあります。末端冷え症の方は、どうしても形状が悪くなりやすいでしょう。寒さでさかむけなどができると、栄養や酸素を届けてそこを治そうとするので毛細血管が集まります。治りだすとまた毛細血管が正常化していきます。
加齢や、筋肉量が減ったことで毛細血管が失われている可能性が考えられます。
色が赤いとしっかり酸素が運ばれている証拠です。青みがかかっているのは、マスクのせいで酸素を取りきれていない可能性が考えられます。胸を大きく開くことを意識して、深呼吸をすると赤みが戻ってくるでしょう。
形状が悪いからといって、即病気ということではないし、落ち込まれる必要もありません。生活習慣さえ見直していただければ、必ずといって良いほど毛細血管形状は改善し、修復再生します。薬局様にも深刻なトーンではなく、軽妙なトークを心がけていただければと思います。
精密機器ですので、食用油では血管美人に悪影響を及ぼす可能性が高いです。当社のオイルは粘度を加えた特別なものになっていますので、流れ落ちにくく、反射もなく毛細血管を測定していただけます。ベビーオイルでも写りはしますが、粘度がないのですぐに流れ落ちて反射してしまいます。
漢方やサプリを飲んだからといって、飲食スタイルを変えない方がおられます。それでは健康は手に入りません。漢方やサプリの効果は3割、7割は生活習慣だということをご理解していただく必要があります。
まずご自身の脇を締めて肘を固定してください。スコープを持つ手とは逆の手でさらに肘をおさえることで、ブレはかなり無くなります。もしくは被験者にお断りをして、肩口をお借りするのも肘固定の助けになります。女性のお客さまでは、施術台に横になっていただき、施術台に肘を固定して撮影するのも有用です。
下の写真のように、壁際で観察する場合は肘を固定できますので、支点を確保しやすくなります。
また、スコープを台座に戻す際は、下画像の様に、黒い点と赤い2点が一直線に並ぶようお戻しください。